貸間あり
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監督 川島雄三
脚本 川島雄三 、 藤本義一
原作 井伏鱒二
製作 滝村和男
撮影 岡崎宏三
美術 小島基司
音楽 真鍋理一郎
録音 鴛海晄次
照明 下村一夫
編集 庵原周一
助監督 辻村光慶 |
与田五郎
津山ユミ子
谷洋吉
おミノ
御隠居
村上お千代
宝珍堂
お澄
宏
西原作一
野々宮真一
熊田寛造
島ヤスヨ
高山彦一郎
高山教子
江藤実
登勢
権田
西村陽子
四方山
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フランキー堺
淡島千景
桂小金治
浪花千栄子
沢村いき雄
乙羽信子
渡辺篤
西岡慶子
頭師満
藤木悠
益田喜頓
山茶花究
清川虹子
加藤春哉
市原悦子
小沢昭一
津川アケミ
福山博寿
乙羽信子
宮谷春夫
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東宝 1959年
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そのとき僕は不逞にもこういうことを思ったんです。
世の中というのは誰かに選ばれるのを待つようじゃ駄目なんだと。
それよりも弟子になるというんじゃなしに、弟子の方から
まっすぐに師匠を選ぶ権利を持ってもいいのではないか。
人間というのは人を選んでいいんじゃないかと。
つまりこの人に終生ついていってもいいという人を
選んでもいいんじゃないかという気になったんですね。
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師匠・川島雄三を語る より抜粋
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「君、酒、好きですか」
「好きです」
「君、女、好きですか」
「好きです」
「コイコイ、ハチハチ、チンチロリンはどうですか」
「あまりやりません」
「どうしてですか」
「勝てば当たり前と思い、負けると口惜しいのです」
「う、ふっ、ふぁ。では、今夜から来なさい。
但し、シナリオについては、手をとって教えるということはしない。
そんなことをして、出来るものなら、誰でも映画を創れます」
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生きいそぎの記 より
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ひとつの時代を川の流れとしましょうか。
そうすると黒澤明がいて、市川崑がいてですね、太陽光線がありますね。
水面があって、水面の中で光というのは屈折しますね。
この水面下の光の明るさみたいなものを持ったものが、
僕は川島雄三の作品だと思ってるんです。 |
師匠・川島雄三を語る より抜粋
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川島雄三、サヨナラだけが人生だ / 河出書房新社 / 2001年
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